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◆戦いの果てに◆

written by こっこ

9:追憶、そして希望

>Tasha Side
 目の前に、はるかに広がる海があった。
 あの激戦から半月がすぎ、学院生はようやく、ケンディクの町へ出ることを許されている。
 町はにぎわっていた。
 この国第二の都市ケンディクは、同時に観光都市でもある。春を過ぎて初夏に近くなるこの季節は、町中が花に彩られることもあって、観光客が多いシーズンのひとつだ。
 学院生も相当な数がここへ来ているはずだが、町を行きかう人々にまぎれてしまい、姿は見かけなかった。あの惨劇で傷つききった生徒が多いが、今日はきっとどこかの喧騒の中で、少しは笑顔でいるのだろう。
 ただ……ここだけは静かだ。
 もう二十年近くも前、西と東の大陸を結ぼうと始まった大計画。
 だがその夢はうたかたと消えた。
 工事に着手して間もなく大戦が始まり、計画は僅か数ヶ月で中止されたのだ。
 まるでその悲しみを留めたかのように、この建物と残骸だけは錆びついたまま、今もひっそりとしていた。
 大戦は、タシュアにも大きく影響を与えている。それ以外にもこの学院では、あの戦争で孤児となった者も多かった。
 遥か先に視線を移す。
 海の向こうは――ヴィエン。
 タシュアにとっては生まれ故郷だ。
 もっとも楽しい思い出はほとんどない。無機質と激戦と喪失が彩る記憶ばかりだ。むしろヴィエンを出てこの学院に保護されてからの方が、よほど人らしい生活だったと言えるだろう。
 かつて七人いた弟と妹も、すべて死んだ。残ったのは自分ひとりだ。
 自分にとって、そして妹や弟たちにとって、ヴィエンで過ごした日々はなんだったのだろうか?
 答えは掴めなかった。たしかに胸のうちにあるのだが、上手く形にならない。
 だが……それがあったからこそ、今の自分がいるのもたしかだ。
(結局は自分次第なのでしょうが……)
 たとえ恵まれた環境で育ったからといって、その当人にとって満足のいく人生になるとは限らないだろう。
 逆に自分は、嘆く気はない。
 そういうものなのだ。
 と、後ろに気配を感じた。
「――シルファ、何か用ですか?」
 声をかけようかと迷っているパートナーに、振り向いてこちらから話しかける。
 シルファがほっとした表情になった。
「その、買出しに行こうと……」
 遠慮しながらそう聞いてくる。
 優しいシルファのことだ。考え事の邪魔をしたくないと、ためらっていたのだろう。
 その彼女に、タシュアは微笑を向けた。
「かまいませんよ。別になにかしていたわけでもありませんしね。
――何を買うのですか?」
 シルファの表情が明るくなる。
「せっかくだから……ケーキの材料を……」
「では、今日はおいしいおやつが食べられますね。
 たくさん買うのでしょう? 荷物を持ちますよ」
「すまない」
 そう言いながらも嬉しそうに、パートナーが歩き出す。
 連れ立って夢の残骸をあとにし、店めぐりになった。
 シルファは本当に嬉しそうだった。あれもこれもと手に取り、次々と荷物が増えていく。
「まだ買うのですか?」
 ついそう言うほど、シルファは買いこんでいた。
「あ、すまない。もうこれで終わりにするから」
「いいですよ、慌てなくて。久しぶりですからね、いろいろ切らしているのでしょう?」
「よく……分かるな」
 彼女は驚いたが、買っているものを見れば一目瞭然だ。小麦粉のような材料もさることながら、お菓子作りに使う調味料(?)の数が、かなり多いのだから。
 それからもう少し買って、やっとシルファは学院へ戻ると言い出した。気の済むまで買い物をして、満足げな表情をしている。
 それを見るタシュアも満ち足りていた。
 故郷を出て手にしたもの……それがここにある。
 そしてこれがあればこそ、自分はここまで強くなれたのだ。
「タシュア……そんなにおなかが、空いていたのか?」
 シルファが唐突なことを言い出す。
「なんですか、急に」
「いや、なんだか嬉しそうだから……だから、その……」
 必死に言い繕うパートナーの姿が、可笑しかった。
「そういうわけではありませんが……そうですね、そういうことにしておきましょうか」
「――?」
 シルファが怪訝そうな顔になったが、それ以上タシュアは言わなかった。
「早く戻りましょう。これだけ作るとなったら、けっこう時間がかかるのでしょう?」
「そうだな」
 シルファもそれ以上は追求しない。訊いてもタシュアが答えないことを、彼女はよく分かっている。
 学院までの船に乗ろうと、波止場へ向かった。
 その途中で、シーモアとミルの姿を認める。
「タシュア先輩!」
 意外にも二人が駆け寄ってきた。
 ルーフェイアがいない時にこの二人がわざわざタシュアの元へ来るのは、珍しい話だ。
「何か用ですか」
 シルファの時とは一転、表情を感じさせない声。シーモアが言葉に詰まる。
 もっともミルは、平気だったようだ。
「えっとですねぇ、ナティエスのことなんです」
 シルファがはっとして何か言いかけたが、タシュアがそれを止める。
「彼女のことで、何かあったのですか」
 シーモアとミルが顔を見合わせた。
 そして。
「ありがとうございました」
 二人が頭を下げる。
「――お礼を言われるようなことを、した覚えはありませんが」
「けど……ナティエスが死ぬ時に、そばにいてくれたんですよね?」
 タシュアの言葉に、シーモアが確認するような調子で尋ねた。
「たしかにその時傍にいましたが、何か?」
「その……だから、ありがとうございました。
 死ぬ間際にあの子がひとりじゃなかったって聞いて、あたしすごくほっとしたんです」
「……いえ、私の方こそすみません。
 あのような苦しみを、彼女に与えてしまいました」
「それは……戦争だから……」
 そのまま全員が沈黙する。
 シーモアの言葉が、すべてを言い表しているのかもしれなかった。
 とつぜん学院を襲った狂気。
 それにどれほどのものが奪われただろう?
 戦場で育ったタシュアは、その狂気を肌で知っている。だが知っていたからと言って、納得できるわけではない。
「――すみません、ヘンなこと言って。じゃぁ失礼しますね」
 シーモアが踵を返す。
 その後輩にシルファが声をかけた。
「シーモア、その荷物は?」
「え? あ、やっぱ先輩分かりましたか。
 町へ出られたから、ナティエスにケーキ作ってやろうと思って。先輩に教えてもらって、あたしもどうにか覚えましたし」
 苦笑しながら、彼女が荷物をちょっと持ち上げてみせる。
「上手く行くかどうか、てんで自信はないんですけど」
「それなら……また一緒に、作らないか?」
 静かな声でシルファが言った。
「いいんですか?」
「ああ。私も作ろうと思って、買出しに出たところだ。
――タシュア、かまわないだろう?」
「ええ」
 断る理由などあるわけもない。
「そしたらさ、ルーフェイアも呼んでこようよ〜。仲間はずれ、可哀想だもん!」
 珍しくミルがまともなことを言った。
「また泣いちまいそうだけど、そうだね、呼んでこようか。
 さっきたしかあの子、埠頭のあたりにいたっけか?」
「うん」
 すぐ戻りますと言い残して、後輩たちが駆け出して行った。
 
>Rufeir
 ケンディクの埠頭の先で、あたしはぼんやりと座りこんでいた。太陽が水面に反射して、まぶしく照り返している。
 あの激戦から半月ほどが過ぎた。
 でもまだ、あたしの相部屋のベッドは空っぽのままだ。
 それどころか最初の葬送の後も、重傷者の死亡が相次いで、訃報の消える日がなかった。
 惨状を聞いたケンディクの町が、あの翌日には原則を破って負傷者の受け入れを決めてくれたのだけど、焼け石に水に近かった。船着場が使えなくて、重傷者の搬送がすぐに出来なかったからだ。
 これではダメだとあちこちでみんなが掛け合ってくれて、上陸艇を持つ海軍の派遣が決まったのが、激戦の翌々日。やっと来たのは三日目、合同葬儀のあとだった。
 けどそれまでに、瀕死の重傷者はみんな死んでしまって……もう少しマシだった生徒も、かなりの数が悪化した。
 上陸した軍の人たちも声を失うほどで、それこそ限界以上に働いて搬送や治療に当たってくれたけど、やっぱり三日のブランクは大きかった。あのときの重傷者は、けっきょくほとんどが亡くなっている。
 ただようやくここへ来て、それが落ちつき始めていた。
 どうにか生命の危機を乗り越えた生徒たちは、次々快方に向かい始めて、これ以上の死者は出ずにすみそうだ。
 どうにか無事だった生徒たちも、しばらくぶりに町へ出させてもらって、みんな羽を伸ばしている。
 そして……あたしも。
 じつを言うと、ここへ来るまでは不安だった。
 あんなことがあったあとで町へ行っても、前と同じように見えるか、自信がなかったからだ。本当は町並みも海も何も変わってないはずなのに、違って見えそうで怖かった。
 けど今、こうしてここへ来てみて、やっとほっとした。
 あたしの瞳と同じ碧の、透き通った海。
 水平線を渡る、銀色に輝く雲。
 埠頭から坂へと、駆け上がる風。
 何もかも、前と同じ……。
 毎日ナティエスの部屋を見るたびに泣いているけれど、ここにいると少しだけ、元気になれる気がする。
「――よ」
「イマド」
 どこからともなくイマドが現れた。
「ここは……変わんねぇな」
 あたしの隣へ腰掛けながら、彼が言う。
「うん」
 そのまましばらく、二人でただ海をながめる。
「にしてもあの戦い、なんだったんだろな」
 ぽつりとイマドが言った。
「なんだったんだろうね……」
 あたしもそうとしか答えようがなかった。
――けっきょく、誰が悪いんだろう?
 良くも悪くも優秀な卒業生を出している学院は、よその国や軍からジャマに思われることはあるって言う。
 けどそんなこと言われたって、みんな困るだけだ。誰も引き取ってくれないからここへ来たのだし、だいいち親を亡くした子の大半は、ずっと続く戦乱の被災者だ。
 でもロデスティオの傭兵隊は、悪くない。彼らは命令に従っただけだ。
 考えても考えても、誰が悪いのか分からなかった。
 ただたしかなのは、もうナティエスたちが戻らないということだけだ。
「やりなおせたら、いいのに」
「そうだな……」
 もし願いが叶うなら、そうしてほしかった。
 けどそれはない。
 すべては一度きりだ。
 ありとあらゆる瞬間にただ一度の時間があり、ただ一度の選択のチャンスがある。
 それが重なって……時は流れていくのだろう。
――でもその別れ道が、こんなことになるなんて。
 どうしようもないのは分かっている。
 分かっているから、涙がこぼれた。
「ごめん、イマド。あたし、最近ダメで……」
「しょうがねぇって。あんなことがあったんだからよ」
 好きなだけ泣いてろと、イマドが言ってくれる。
 あの日と変わらない空。
 あの日と変わらない風。
 なのにたくさんの命が、あまりにも簡単に消えてしまって……。
 泣いても泣いても泣き足りなかった。
 誰も望んでなんかいなかったのに、どうしてこんなことになっちゃったんだろう?
 敵だったロデスティオの傭兵だって、きっと死にたくなんてなかったはずなのに。
 それなのにどうして……。
「――あ、ありゃシーモアか? お前探しにきたみてぇだな」
「え?」
 イマドの言葉にびっくりして顔を上げる。
 涙をふいた拍子に胸のペンダントが揺れた。タシュア先輩から渡された、ナティエスの形見だ。
 このペンダント、シーモアに渡そうとしたのだけれど、彼女は受け取らなかった。
 ただその代わりにシーモアは、ナティエスのピアスを着けている。
「こうしてる間にもナティエスみたいな孤児、できてるんだろうな……」
 ふっと思った言葉が口をついた。
「たぶんな」
 この空だけ見てたら、戦争なんてどこかの作り話にしか思えない。
 でも間違いなく、今もどこかで続いている。
「だったらあたし、やめるわけにいかない……」
「戦うのをか?」
 そう尋ねたイマドに、あたしは答えた。
「……あたしの家って、親戚とか兄弟どうしで……戦うこと、あるの」
「らしいな」
 普通じゃ信じられないだろうけど、代々傭兵を続けているあたしの家じゃ、この手の話はけっこう多い。
「そういうの、すごく嫌。それになにより、戦うのも嫌い。
 でも……」
 また涙が、ぽつりと膝におちる。
「望んでないのに戦いを……仕掛けられること、あるんだね。
 そしてあたしには、それを退ける力がある……」
 自分のいちばん嫌な部分。
 なによりも忌まわしい部分。
 けど皮肉にもそれは、学院を守る力になった。
「誰もが戦いを嫌ってるなら、戦争なんておこらない。でも、そうじゃないから……」
 本当は止める術があるのかもしれない。
 ただそれはいつも難しくて、その時には気付かないことのほうが多いんだろう。
「だからあたし、やめない。
 この手で、この力で、命を守っていきたい」
 大切な人たちが、いつ命を危険に晒されるか分からない。
 それなら誰も戦おうとしなくなるまで、あたしは戦おうと思う。
 ひとりでも犠牲が少なくなるように、嵐に立ち向かおうと思う。
「それが……いちばんいいとは、思えないけど。
 でもあたし、たしかに守れた。だから……」
 今までのあたしは、意味もなく戦っていただけだった。
 それのどれほど苦しかったことか。
 もちろん大義名分が出来たからといって人殺しが許されるわけじゃないだろう。ただそれでも、無意味に刃を振るうようりはマシな気がする。
「お前、強いな」
「ううん。
 弱いから――理由を欲しがるだけ」
 そう言うとイマドが笑った。
 今まで見たことのない、不思議な笑顔。
「それを知ってるやつが、強いって言うんじゃねぇのか?
 まぁいいや。シーモアとミルが手ぇ振ってるぜ」
「あ、ほんとだ……」
 こっちへおいでというように二人が手を振っている。
「行くか?」
「うん」
 歩き出すと、また胸のペンダントが揺れた。
――孤児だったナティエスの形見。
 いまごろ彼女、両親といっしょにいるんだろうか?
 わからないけどそう思った。

>Muaka Side
 歓声が上がる。
 ケンディク一の呼び声が高いレマウ海岸は、学院の生徒たちで賑わっていた。毎年恒例の、学院生を招いての海開きだ。
 上は最年長の十九歳から下は最年少の六歳まで、みんな嬉しそうだ。
「やっと戻ってきましたねぇ」
「そうですな」
 医師のムアカとオーバル学院長が、ほっとした笑顔でその様子を眺めていた。
 あの戦いから二ヶ月あまり。今学院は、平穏を取り戻している。
「それ返してよぉ!」
「ヤだね〜」
 拾った綺麗な貝を取りっこしている低学年を、上級生が嗜めた。
「ほら、返してあげなさいよ。可哀想でしょ」
「う〜」
 以前なら夏になれば必ず見られた、ありふれた光景。
 それが今は、なによりも大切に思える。
 死者は最終的に、軽く三桁を超えた。他にも命はどうやら助かったものの、残念ながら障害が残ったという生徒が少なくない。
 それ以外にもこのとつぜんの惨劇で、子供たちは誰もが精神的にひどく傷ついてしまった。あの激戦が奪っていったものは、あまりにも大きかったのだ。
 ただそれも……今少しづつ、癒されようとしている。
 馴染んだ大地と海とが、子供たちを優しく抱きとめている。
 もちろん時間はかかるだろう。だが道がないわけではない。
 親を亡くした子供たちが集まるこの学院では、生徒たちの絆が強い。今回も兄や姉を亡くした小さな子を上級生が部屋へ引き取ったり、落ちこんだ友人を慰めようと自主的に部屋を引っ越した生徒が多かった。
 自分がかつて感じた痛みだからこそ、分かってやれる。
 あの悲しみを知っているからこそ、手を差し伸べられる。
 そうやって互いに支え合いながら立ちあがって、きっと乗り越えていけるはずだ。
 じつを言えば最初にこの学院勤務の話を聞いたとき、ムアカはとんでもないと思った。
 当時の彼女は他国のとある大病院の小児科医だったのだが、孤児を集めて傭兵に仕立てるなど、虐待としか思えなかったのだ。
 だが話をもってきたオーバル――父親の親友であの頃は士官学校の教官――の言葉を聞いて、考えが変わった。
 「あの子たちに、生き抜く力を与えてやりたい」。彼はあの時そう言ったのだ。
 今もそうだが、あの頃も戦乱は絶えなかった。当然真っ先に犠牲になるのは子供たちで、ムアカが勤務していた病院にもよく重傷の子が運ばれてきたものだ。
 それに輪をかけて、親をなくした子の行く末は楽ではない。
「徴兵されようものなら、どこへやられるか分かりませんからね」
 オーバルの言葉は彼女の心に深く刺さった。
 たしかに庇護のない彼らは、大人によっていいようにされてしまうだろう。かといって帰る場所もない以上、嫌でも従うしかない。
 そこまで考えた時、彼女の心は決まった。
 いちばんやらなくてはならないのは戦争をなくすことなのは、ムアカも百も承知だ。
――ただそれはいつになる?
 少なくとも今日明日の話ではない。
 理想ではあるが、一方で現実というものもあるのだ。
 なにもかも奪われて泣く子供たちに、ただ黙って次も奪われていろなど、誰が言えるだろうか?
 その中で学院は、親を亡くした子供たちに「道を切り拓く力」を与えるだろう。
 この力を忌む者は多いかもしれない。だがこの紛争ばかりの世の中で生き延びるには、ある意味で必要なものだ。
――無駄に殺すことだけは避けてほしいが。
 もっともそれも、思うほどには心配ないだろう。
 奪われる辛さは、この子たちがいちばんよく知っている。
 だからこそ今回も寄り添うようにして手を繋いで、立ち直ろうとしているのだ。
「――もっと強くなるわ、あの子たちは」
 誰にともなく言う。
 波の音が響いた。
 遥かなる昔から変わらない音。
 幾万の過去から幾万の未来へ、すべてを包みながらこの音は響くのだろう。
 そう思いながら海を見るムアカのところへ、生徒たちが駆けてくる。
「先生、指切っちゃった〜!」
「あらあら。ほら、見せてごらんなさい」
 そう言って子供の手を取ると、たしかにかなりひどく切っている。
「まったくしょうがないわねぇ。あれほど気をつけるように、言ったじゃないの」
 言いながらムアカは救急箱から薬や判創膏を取り出して、手際よく手当てを始めた。
「――おや? 彼らまた遊泳禁止のほうへ行ってますね。ちょっと叱ってきます」
 くつろいでいたオーバルが急いで出ていく。
 毎年見られた、いつもの光景。
 そう。
 やっと……日常が帰ってきたのだ。
 変わらない空。
 変わらない海。
 それがどれほど、みんなの瞳に懐かしく映ったことか。
 そして――夏が終わる頃にはきっと、みんな少しづつ元気になるだろう。
 この優しい光景に見守られながら……。

Fin

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◇あとがき◇
長い話を最後まで、本当にありがとうございました。感想などをいただけたら、とても嬉しいです。
まだまだ連載は続いているので、お時間ありましたら他もぜひどうぞ。

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